「環境変数」ってなに？

「環境変数」って言葉聞いたことはありました。
　授業で設定したこともあります。
　ただ、その時は「言われたとおりに設定しないとやばいもの」って認識でした。
　
　よくわかってなかったので、ここでまとめておきます。

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　「環境変数」=「そのコンピュータのみんなが使う変数」

　ざっくり言うとこんな感じみたいです。 　成績優秀で卒業した僕が、知ったかぶりでいうと「グローバル変数の最強版」みたいな感じだと思っています。コンピュータの中で、どのソフトでも使いそうなPCの設定内容なんかをOSが「環境変数」として持っているってことなんだと思います。

　ということで、具体的な環境変数の例として、javaの実行に必要な環境変数と設定方法を調べてみました。

参考にしたサイト

https://wa3.i-3-i.info/word11027.html

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 　環境変数「PATH」=「実行ファイルを探すパス」

　普通の人にとって、プログラムの実行ってファイルのアイコンを「カチカチッ」ってやることですよね。

　ただ、エンジニアはそれじゃ、ダメみたいです。

　コマンドプロンプトでプログラムファイル名打って、どや顔で動かしたいことがあるんです。

　コマンドラインでプログラムファイル名を入力して実行するときは、

1. コマンドが入力されたフォルダ内にそのプログラムがいるか
2. 「環境変数PATH」に設定されたパス内のフォルダにそのプログラムがいるか

の順でチェックされるみたいです。

つまり、環境変数PATHを設定しておけば、どのディレクトリからでもプログラムファイル名だけで実行させることができるようになるってことです。

 

例：「javaのバージョンをコマンドプロンプトから調べたい」

前提条件：C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_91にJDKがインストールされている。

　javaのバージョンを調べるときに実行するプログラムファイルは「javac」でオプションとして「-version」をつけるます。
　つまりコマンドとしては
　javac -version
を実行します。

javac -versionを実行

失敗します。
　次に、フォルダを移動してから実行してみます。
　javacは「C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_91\bin」にありますので、コマンドとしては、
　cd C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_91\bin
　javac -version
で実行します。

フォルダを移動したらjavac -versionが動いた

次に、環境変数PATHを設定して動かしてみます。

まずは環境変数PATHの変更から。

１、「システム」＞「システムの詳細設定」 

２、「環境変数」

３、「Pathを選択」＞「編集」

４、「新規」＞「C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_91\binを入力」＞「OK」

これで、環境変数Pathの設定はOK。
さあ、動くのか・・・

コマンドプロンプトを立ち上げなおして、下記コマンドを実行！
javac -version

やったぜ。

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 　環境変数「JAVA_HOME」=「Java使いたいアプリがJDKのインストール先を探すときにパス」

　お次はJAVA_HOME。これはjava専用の環境変数ですが、環境変数を新しく作る方法のついでに書いておきます。
　javaを使う他のアプリが、「このPCのJDKってどこにあるのよ？」って聞いてきたときに、素早く答えるために、設定する環境変数のようです。
　設定方法はPathとほぼ同じですが、JAVA_HOMEが登録されていない場合は新しく追加する必要があります。

先ほどの3の手順以降から下記のような手順で設定します。

１、「新規」

２、変数名に「JAVA_HOME」＞変数値に「JDKのインストールパス」

３、システム環境変数の一覧にJVA_HOMEが追加されたことを確認する

参考にしたサイト

https://eng-entrance.com/java-install-env

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 まとめ

「環境変数」＝「言われたとおりに設定しないとやばいもの」
から
「環境変数」＝「PCが共通に使う設定値の変数」
という理解へ変わりました。
「言われたとおりに設定しないとやばい」けど「難しいもの」ではないですね。